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    かけはし2021年3月29日号

福島原発事故は終わっていない


3.13

「グリーン資本主義」に未来はない

事故を風化させるな

青年労働者がリードした集会


 【いわき】「あれから10年原発事故は終わっていない3・13アクション」の具体的行動は当初いわき駅頭「原発再稼働反対スタンディング」として計画された―いわき市平駅頭から国道までのメインストリート(通称30m道路)距離約300mの両側に300人を結集し2mの距離を保ちつつ13時〜14時まで「原発再稼働反対」のプラカードを掲げる―。目的は菅政権による「脱炭素」を口実とした原発の再稼働・新・増設に反対であった。
 実行委員会はその趣旨について、「脱炭素の取り組みは重要、しかし最も危険な原発の推進は許せない!として、事故風化許さず、原発の危険性を訴え、脱原発に向かって声を上げよう」、としつつ「原発事故は終わっていない!」「原発再稼働反対!」「汚染水海洋投棄反対!」の3点をスローガンとして採用していた。しかし前夜来の豪雨により計画は屋内集会への変更を余儀なくされた。

原発作業員の
「過労死責任」


集会開催前に「福島第一原発過労死責任を追及する会」を中心とする宣伝行動がいわき駅頭にて実行された。福島第一原発作業員(猪狩さん)が2017年10月26日原発構内で「全面マスク・防護服」(被ばく防止を目的に装着)の姿で亡くなったのだ。
労働者の遺族は福島地方裁判所いわき支部に提訴し闘ってきた。東京電力及び雇用者に対する要求は「事故の再発防止・損害賠償・未払い賃金支給・謝罪」だ。死亡原因は「致死性不整脈」とされた。しかし亡くなる直前半年間の月平均労働時間は100時間を超え、労働基準監督署も「過労死」と認めた。だが雇用者(いわきオール・宇徳・東京電力)は謝罪せず認めもしなかったのである。
判決言い渡し裁判は「福島地方裁判所いわき支部」で3月31日に予定されている。宣伝行動後グループは屋内集会会場に移動し集会に合流した。

生き方を問う
たたかいへ!


集会は「いわき市労働福祉会館」において午後1時半から開始された。開会の挨拶を全港湾小名浜支部執行委員長高木伸司さんが行った以外は、司会を小名浜支部青年部役員が担い発言も青年部役員が行うなど、集会は支部青年部のリードの下で勝ち取られた。
集会実行委員会から呼びかけ人の全港湾小名浜支部青年部長、全港湾東北地本書記長、全日本建設労働組合青年部が発言をした。小名浜支部青年部長の柳井さんが経過について報告した。今回の企画はコロナ禍により断念した脱原発の全国キャラバンの一環として、今年は原発事故の風化を許さない行動として福島が呼びかけ、全国からの参加を断りコロナ対策を施した上で、企画したとのことである。
新潟支部からのメッセージと檄布の紹介の後、実行委員会参加団体を構成する、いわき地方労働組合連合会、いわき地方労働組合会議平和フォーラム(地方労)、いわき市労働組合総連合(市労連)、いわき地区労、いわき地区交運、立憲民主党、共産党、社民党があいさつした。挨拶の最後に全国一般平賀委員長が原発労働者の問題について発言した。そして、「猪狩問題は原発労働者の問題の『氷山の一角』である。コロナ禍の中で注目された、エッセンシャルワーカー(清掃、ごみ処理)は原発問題と同じ構造があり多くが未組織労働者である。私たちはそこに注目している。それは人間の生き方が問われる問題であると述べた。
(浜西)



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